RBSの企業理念は、「現代社会にあふれる様々なストレスから人々を守る製品を開発し、元気と健康を社会に提供する」です。そのためにRBSはチオレドキシンの可能性に着目。京都大学ウイルス研究所や同大医学部附属病院・探索医療センター、産業技術総合研究所との産学官連携で基盤的研究を推進して、その成果を基に、医療用医薬品、健康機能性食品、そしてストレス計測法などの開発を推進。レドックスをキーワードに、前向きなベンチャースピリットと強力な産学官連携で、ストレスから人々を守る製品を開発。人や暮らしや社会にあふれている多種多様なストレスを少しでも緩和して、元気で健康で豊かな毎日の実現に貢献します。
レドックス・バイオサイエンス株式会社(RBS)は、抗ストレス制御蛋白チオレドキシン(TRX)による創薬を目指した京都大学発ベンチャー企業です。大きな社会問題の一つとなっているストレスを予防治療するため、京都大学ウイルス研究所、同大学医学部付属病院探索医療センター、産業技術総合研究所との産学官連携でTRXを基礎とした医療用医薬品、機能性食品、体外診断薬等の研究開発を進めています。現代社会における様々なストレスから人々を守る製品を開発し、元気と健康を社会に提供することを企業理念としています。
現在京都大学医学部付属病院探索医療センターにおけるTRXプロジェクトに参画しており、特に呼吸器系疾患においてTRXの画期的な医薬品開発を目指しております。動物での安全性試験も良好の結果を得つつあり、それを踏まえて、治験申請の準備をしているところです。
機能性食品についても生物系特定産業支援センター(生研センター)プロジェクトが終了し、その成果を踏まえて、本年度は、京大ブランドの新しい機能性食品を市場に供給していきたいと考えます。診断薬、計測技術については大手診断薬メーカーとの研究開発を進める一方、TRX抗体およびELISAキットの啓蒙、拡販に向けた積極的な取り組みたいと思います。ストレス計測用の簡易測定機器も原型ができ、製品化に向け改良を行っております。
このように、私たちはバイオベンチャー企業としての役割を果たすべくさまざまな製品に繋がる基盤技術や製品試作品を開発し、国内だけでなくグローバルに展開していきます。私たちの願いが人々の幸せにつながることを信じて21世紀におけるストレス緩和の実現、元気と健康を提供していきたいと願います。皆様の変わらぬご支援を心よりお願い致します。
平成21年7月
レドックス・バイオサイエンス株式会社
最高技術顧問 CTO 淀井 淳司