・京都大学ウイルス研究所感染防御分野
・京都大学医学部附属病院探索医療センターチオレドキシンプロジェクト
・独立行政法人産業技術総合研究所
この3つの研究機関は、レドックスをキーワードに綿密なネットワークを構築しています。そしてRBSは、この強力で効率の良い産学連携から創出された、レドックスに関する基礎研究成果を企業へ橋渡しをすることにより事業を起こしています。まずは医療と食品とストレス計測の領域で、独創的でユニークな活動を行っています。
チオレドキシンを応用した機能性食品開発の中心となるのが「京都大学ウイルス研究所」。ウイルス研究所は、ウイルスの基礎的研究を通して医学、生物学の本質的な向上に貢献するために発足。中でも「生体応答学部門 感染防御(IVR)」は、生体内の酸化スト レスを制御する蛋白質「チオレドキシン」を中心としたレドックス(酸化還元)シグナルの基礎研究を行い、その重要性を日々、明らかにしています。
チオレドキシン製剤の臨床応用と創薬を中心となるのが「京都大学医学部附属病院探索医療センター」。我が国発信の世界をリードする独創的先端的医学、医療の推進をめざして平成13年に設立。探索医療開発、探索医療検証部、探索医療臨床部の3部門を中心に、全国にひらかれたナショナルセンターとして、産官学が協力・連携のもと、先端医療の開発を進めています。
RBSを事業パートナーとして、認定ベンチャーに指定する「産業技術総合研究所」。ストレス応答分子によるストレス計測・診断の事業化にあたり、知的財産権の優先使用やAIST内の設備の使用許可などを通して、バイオストレス測定法の確立と緩和法の開発に取り組んでいます。また、知的生産における成果の社会への還元をより効率よく進めるために、大学との研究交流はもちろんベンチャー企業を含む民間企業と相互協調を進めています。